痺れ・神経痛・痺病

最近、神経症状の患者さんが多いです。


今回、腰痛・ギックリ腰・神経痛を経験したことがあり、その何とも言えない鬱陶しさ、嫌な感じ、辛さを知っている私が『神経痛』について書きます。


東洋医学では、『痺病』と言います。


神経症状は、自覚症状(痺れ・麻痺など)があり、整形外科でも診断されている人もいれば、来院されて初めて自分の痛みが神経痛だと気づく人もいます。


鍼灸院では、画像診断は出来ないので、患者さんからお話を聞き、手で検査を行います。

その結果を基にトータル的に判断して、病態を見極め、施術内容を決めていきます。


整形外科などでは、画像診断によりヘルニアや狭窄症など、骨の変形・加齢による神経痛と診断されることが多いかと思います。

ただ、突然変形が起こることも、年を取ることもありません。

しかし、症状は出たり出なかったり、突然出ることもあれば徐々にということもあります。


ギックリ腰のように、突発的に起こりその影響で神経痛が出る場合は別ですが、それ以外は変形や加齢だけが原因とは言いにくいと思っています。


つまり、今までは変形があっても通じていたものが、通じにくくなってしまった、通す力が減ってしまったと考えます。

または、何か邪魔者が現われたか、、、




では、ここからは東洋医学の見方をしていきます。



痺病とは、「風」「寒」「湿」この3つの邪気が入り込んで悪さをすることで、症状を引き起こすと考えられています。

どういう時、この邪気が侵入するのでしょう、、、そして、どんな症状を引き起こすのでしょう、、、


まず「風」


風には季節風がありますね。しかし、時々この季節とは異なる方向からの風が吹いたりします。こういった風に中ってしまうと風邪が侵入しやすいです。

痛み方は、痛みの箇所が変わりやすい(遊走性)のが特徴です。日替わりで痛む箇所が変わるような感じです。



次に「寒」


簡単に言えば冷えですね。冬は終わりましたが、最近は梅雨に入り、梅雨冷えで肌寒い日もあります。そういった気候の変化に対応出来ていないと、知らず知らずのうちに身体が冷えて、寒邪の侵入完了です。また、夏野菜が出始めましたがこの梅雨時期に、身体を冷やし、水分を補う夏野菜の摂取しすぎるのも寒邪を体内に入れちゃいます。

さらに、春の養生がうまくいかなかった場合も、夏になって寒の症状が出ると言われています。春はのびのびゆったり過ごす季節。しかし、年度の変わり目など、忙しい時期でもあります。一所懸命に働きすぎませんでしたか?仕方ない事ですが、そういった事も「寒の病」に繋がるのです、、、

痛み方は、強い痛みです。痛まずに麻痺(感覚が鈍いとか)している場合は、寒邪が深いところまで侵入していると考えます。



最後に「湿」


これからの時期一番厄介で、鬱陶しいやつですね~。湿度の高い日本の梅雨から夏!嫌でも身体に侵入してきます。

痛み方は、痛む箇所が一定で停滞するのが特徴です。

また、この時期の身体の重だるさ・胃腸の不調・頭痛(重)などなど様々な不調もこの湿邪が原因の場合が多いでしょう。



以上のような感じですが、痛み方・感じ方は人それぞれで、正解というものは特にないと思います。

上記には書いていませんが、熱感・灼熱感を訴える人もいます。

なので、気になる人は一度しっかりと受診・検査等をしてみましょう!


自分自身の身体のことを知ることが大切で、その後の施術にも繋がります。




では、いよいよ当院での施術の話です。


最初の方にも少し書きましたが、


①しっかり時間をかけて症状を患者さん本人から伺います。


②動きの確認・痛む箇所・手で行う検査等、実際に患者さんの身体に触れて確認します。


③施術方針の説明・最適な施術メニューの提案します。


上記の流れは、神経痛に限らず全ての患者さんに行います。



それでは、神経痛の施術です。


まず欠かせないのが、「お灸」。


寒には効果的なのは分かると思いますが、湿にも効果的です。(お灸のブログをお読みください)

さらに、免疫力を高め表面をめぐる気が増えるので、風邪にも効果があります。


次に「鍼」です。


やはり当院では、手足のツボをメインに使います。

痛みを取るツボ+神経痛のツボに鍼をしますが、神経痛では多少深め(長め)の鍼になります。

深めになる理由としては、多くの人が、身体の深い所までの施術が必要だからです。

西洋医学的に言うと、神経は身体の中心にある背骨から出ているものなので、その中心まで効果を届かせるためには、長い(深い)鍼が必要なのです。


刺すときは、最初のチクっとする痛みと、刺している途中でズシーンやビーンといった感じがすることが多いです。

途中で感じるものは、鍼独特の響きともいうもので、悪いものではありませんし、刺し終わればほとんど方が、鍼の痛みは感じません。

少~しだけ我慢してください、、、


そして、痛み・感覚の確認をしながら鍼をしていくので、刺しているその場で違いを実感できることが多いです。


そして最後に、「手」です。


鍼灸だけでも充分ですが、やはり施術の基本は手当てです。

なので、局所的にある詰りは手で流していきます。


という流れで、行っております。

鍼は多少痛いですが、お灸は温かくて気持ち良く、手当ても気持ちの良い施術です。

施術後はスッキリ爽快感や程よいだるさが待っています!



さて最後の最後に、施術頻度です。


症状によりますが、理想は週2回以上です。

施術の効果が残っているうちに、次の施術を出来るのが一番効果的で、改善も早いです。

ほかの症状でも言えることですが、神経痛に関しては特に頻度が重要だと思っています。

最初は詰めて施術を行い、段々と間隔を空けていくのがおすすめです。


ただ、この話の時によく聞かれるのが「どのくらいで良くなりますか?」という質問です。

患者さんの気持ちはよく分かります。

いつまで施術が続くか分からないと色々な面で不安や負担もかかりますから、、、


ただ、これに関しては、お答えできません。


それは、患者さんと私の良くなったには少なからず差があるからです。

さらに、患者さんの望む状態(どのくらいまで良くなりたいか)を正確に理解することは難しいです。


なので、患者さんに嘘をつくことになってしまうので、お答えはできません。


私がお伝えできることは、状態とお話を聞いた上で、施術頻度の間隔を空けていくかどうかと、施術内容の見直しの提案です。

もちろん患者さん1人1人いろいろな事情があると思いますので、無理強いはしません。

来られる範囲、やれる範囲で、全力で最善の施術をさせていただきます。



ではでは、今まさに症状に悩まれている方、もしくは冬になると症状が出るという方、どちらも今が重要な時期となります。


そのために、お灸キャンペーンも行っています。


ご相談だけでもOKです!お問合せください。






最後までお読みいただきありがとうございました。